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A**H
Wow!
I have been going through an autobiography/memoir phase for the past couple of years. This is probably the best one I've read so far. Regardless of whether you like Malcolm X or not; whether you're Muslim or not; racist or not; black or white--read it!
N**Y
古い本だが
米国黒人差別の実態と、今も変わらぬ諸々の病巣。銃社会、宗教対立、貧民から搾取する様々な組織、国際的南北問題、発展途上国の汚職や独裁者などなど。
R**H
古典的自伝と名優の熱演
車通勤のお供にAudible版を購入。いままでAudibleのリストになかったのが不思議とも言える重要な古典的自叙伝ですが、ローレンス・フィッシュバーンのナレーションを得て、満を持して登場。今年に入っての Black Lives Matter 運動の爆発的拡大を受けてAudible化されたものと思います。大変にパッションのある朗読で引き込まれます。マルコムX自身のスピーチを聴いているよう。日本人にも聞きやすいです。私は1993年の日本語翻訳で最初に読んで以来です。彼の父親と母親、あらゆる親族の悲惨な生と死、そして彼自身も直面する圧倒的な差別状況。これが1920年代から1960年代のアメリカの実情であり、現在も表面上はともかく内在的にはほとんど変わっていないのがあの国なのだと、理解しておく必要があると思います。だからこそあのような騒動になっているのだと。そして差別する側はそのことに大変に鈍感になることは、この本に登場するアメリカの白人に限らず人間に共通の性質なのだと、自戒を込めて心しておく必要あるでしょう。それを突きつけてくるきびしい本です。
助**三
信条・信念とは何なのか?
「ルーツ」の著者、アレックス・ハーリイがマルコムの口述(メモ?)をバイオグラフィーとしてまとめた名著。ハーリイがマルコムにこの企画を持ちかけたとき、マルコムがinterpreterでなく忠実なwriterがほしいと言ったそうですが、ハーリイは徒にマルコムを偶像化することなくつとめて客観的に人間マルコムに迫ることに成功しているように思います。最後のほうにハーリイ自身が書いた長いエピローグがついていますが、そこではマルコムのハーリイ初稿へのコメントなど、この本のいわゆる「メイキング」が描かれていて実はこちらもバイオグラフィーの内容そのものと同じくらい面白い。ネイション・オブ・イスラムで覚醒し、メッカ巡礼を経て真のイスラムに近づいていくマルコムの人生を歴史的にどう位置づけなのか、ハーリイは(この本がマルコム暗殺直後にまとめられたこともあるのでしょうけれど)その時代に大きなインパクトを与えた事実の表現にとどめ、「評価」は後世に委ねています。その後世(あるいはマルコム自身の時代)の常識に照らして、ネイション時代のマルコムの言辞は限りなく極論に近い正論とでも言えばいいのでしょうか。マルコムの生きた時代は、本人の言葉にもあるように時としてextremistを必要とした時代でした。60sがマーティン・ルーサーとマルコムの2人の「偉大な」黒人指導者を生み出したのは歴史の必然だったのか。宗教・信条・信念とその自由とは何なんだろうか。その善悪はどう判断すればよいのか。マルコムの存在はわれわれの人生を「無関心」に安住させてはくれません。いい本です!!!
R**O
最高の頭の回転の速さと壮絶な人生
読み終わった後、その人生の激しさにただただ感服、という感じです。始まりは、マルコムXの父親がその信条がゆえに白人に惨殺されるというところから始まります。マルコムはそのことからも、自分の信条からも、自分は暴力によって早くに命を絶たれる運命にあるだろうと予測します。とても頭がいい子だったのに、信頼していた先生からの心ない一言から違う世界へ飛び込み、最終的には刑務所へ。そこで、むさぶるように本を読み、新しい目を開き、ムスリムとしての再出発へ。その後、Nation of IslamのMinisterとして活躍、トラブル、そして決裂。メッカ巡礼、さまざまな国で活躍する黒人たちとの出会いから、新しい信条と展望を得ての再出発。(その矢先の暗殺は、エピローグで著者により語られています) という人生の流れが、著者の力量により、まるでマルコムXがそこで語っているかのように再現されています。彼のすごいところは、もともとの頭の良さと回転の早さに加えて、自分の考えに固執するところなく、こっちの方が正しいという思想に出会ったときに、すっとそれを受け入れ、過去の自分をも弁護することなく新たな考え方に全力投入できる、というところだと思いました。なかなかできることではありません。エピローグに語られている、著者とマルコムXとの出会い、この本が完成されるまでのエピソードを読むのも、また興味深いです。既存のマルコムXのイメージが覆される、そんな貴重な作品です。
L**D
知らなかった事実
名前は良く知っていても、どんな人物かいま一つわからなかったマルコムXの人生が、読みやすい文章と構成でまとまっている。My college was in the streets of Harlem, and my master’s taken in prison.の下りが、彼の人生を表していて好きだ。刑務所の中で独学した結果、その後の人生があのように劇的に展開したことが彼の修士号だったとは切ない。
T**N
これは必読!
アメリカ60年代公民権運動。よく、高校の教科書や中学の世界史の授業で扱われます。しかし、このマルコムXという名はあまり耳にしませんでしたし、目にしませんでした。名前は有名なんだけど・・・そんな人でした。しかし、読み終わり強い衝撃を受けました。本の中で彼はマーティンルーサーキングを批判し、当時の運動について批判的です。彼の生い立ち、刑務所の暮らし、イスラムについて、アフリカ・中東訪問、メディアでは分からなかった彼の心が書かれています。彼の人生は「変化」。この一言がぴったりかも知れません。466ページも苦にならないくらい変化していきます。おすすめです。
J**S
Riveting and enlightening
I learned so much about Malcolm X from this book that I previously had no awareness of, coming from the suburbs of middle-class white america this was my first exposure to an autobiography of a black man in fascist America who grew to become an outstanding leader of men in the black community. I recommend this book for all who hope to learn more about the black man’s plight and to grasp a more in-depth look into America as a society during this time that Malcolm X was alive.
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2 months ago
1 week ago