Then She Was Gone: A Novel Paperback – November 6, 2018

The best thriller I’ve read in the past several years. Gripping and moving.

Love is the inception of a disturbing exploration of this story.As love is growing, lust of conquest gets oversped and then eventually plunges into a realm beyond normality. In this invisible emotional chamber, as the love is stripped off, outrageous resentment as the incarnation of the egoistic desire is lingered on alone in a dark den in which none cares both psysical and mental torment.This story demands to swallow back not only angst and revulsion but also sorrow all that wells out of you turning pages, so, I guarantee that this book is a genuine page-turner for those who wellcome swirling emotions different each other underneath you and of course for those who are obsessed with psycological thrillers.

One of the best book and happy with delivery

All I could feel about this book is I hate Noelle :(

マック家の夫婦と子供3人は、ごく普通の幸せな家族だった。15歳の末っ子エリーがある日姿を消すまでは。成績優秀で素晴らしいボーイフレンドがいるエリーが家出をする理由など何もなかった。だが、事件性を疑う証拠がないままに捜索は打ち切られてしまった。母親のローレルは、娘を諦めることができず、自分と同じだけ苦しまない夫に憎しみすら感じるようになる。そして、3年後に夫婦は離婚し、マック家族は崩壊した。それから10年後、初めてエリーの事件に関わる証拠が見つかった。元夫はすでに新しいパートナーを見つけ、残った子供たち2人もそれぞれの人生を歩んでいた。自分自身も新しい人生を始める決意をしたローレルは、カフェでチャーミングな中年男性を知り合った。数学者だというその男性は幼い娘を独りで育てていた。9歳のポピーは、ローレルの娘エリーにそっくりだったが、ポピーの母親は彼が短期間だけつきあった女性だという。その女性はエリーではなかった。新しいボーイフレンドとポピーに惹かれ、長年ぶりに幸せの感覚を取り戻してきたローレルだが、エリーの事件が影を落とし続ける......。2018年注目のミステリ／スリラーのひとつであり、読者の評価も高いようだが、私は特に面白いと思わなかった。というのは、最後まで「驚き」がないのだ。ミステリや心理スリラーをよく読む人なら途中で何が起こったのかわかってしまう。「それだけではないはず」と期待して読み続けたのだが、結局ツイストがないまま終わってしまった。この作家の他の作品は好きだったので、期待しすぎたのかもしれない。

2005年、ローレル・マックは40代の主婦。夫ポールと長男ジェイク（19）、長女ハンナ（18）、次女エリー（15）とロンドンの住宅街で暮らしている。エリーはボーイフレンドのテオに夢中で、数学の成績が振るわない。そこで母ローレルに頼んで数学の家庭教師を週１でつけてもらう。やってきたのは40代のアイルランド人女性ノエル。当初こそノエルは褒め上手の個人教師としてエリーも心を許すが、やがて「人生の夢はなにか？」など、執拗に訊いてくるノエルにエリーにうんざりして、馘にしてしまう。そしてある日、図書館に行くと言ってでかけたエリーは路上で偶然ノエルと出会う。そしてそれを最後にエリーは行方不明となってしまう。 それから10年が経過した2015年、ローレルはポールと離婚し、社会人となったジェイクとハンナともぎくしゃくした関係にあった。そして警察から一本の電話がかかってくる……。------------------------ 先日、同じ作者Lisa Jewellの『Watching You』を読んで、すっかり魅了され、その作品以上にこの『Then She Was Gone』が海外の読者の間で高い評価を受けていると知ったものですから、一も二もなくAmazonで購入して読み始めました。 娘の失踪事件から10年後のローレルは、孤独な人生を送っています。そこにフロイドという50代の数学者と偶然の出会いを得て、恋愛関係になります。しかしフロイドに9歳になるポピーという娘がいて、なんとエリーと瓜二つのなのです。 こうした展開を読むと、事の真相はこうなってああなってーーではまさかないよな、と思うのですが、私のこの素人推理は、あたらずといえども遠からず。予想どおりの展開が進むので、拍子抜けすると同時に、その後味の悪い真相にげんなりしてしまいました。 それでも大勢の読者がこれだけ高く評価しているのですからーー2021年12月31日現在で、30,000超の読者の71％が5つ星をつけていますーー最後の最後に思わぬどんでん返しがきっと待ち構えているに違いないと期待をしたものの、その気持ちはあっさりと裏切られました。 そもそも2016年に書き上げられたミステリーにしては、行方知れずとなったエリーの身に起こったことは他の小説でさんざんやりつくされていることです。 ここ10年の作品を挙げると、シェヴィー・スティーヴンス『扉は今も閉ざされて』（2011/11/25 ハヤカワ・ミステリ文庫）、ピエール・ルメートル『その女アレックス』（2014/9/2 文春文庫）、リサ・ガードナー『棺の女』（2016/11/8 小学館文庫）、シャノン・カーク『メソッド15/33』（2016/11/9 ハヤカワ文庫NV）、J・D バーカー『悪の猿』(2018/8/17 ハーパーコリンズ・ ジャパン)、ロミー・ハウスマン『汚れなき子』(2021/6/7 小学館文庫)、と枚挙にいとまがありません。映画化作品も含めると『特捜部Q ~檻の中の女~』（2013）や『ルーム』（2015）などのヒット作もあり、英米のみならず仏独デンマークと、作家の出身国も多岐に渡ります。 そうした作品で慣れ親しんだ展開をなぞっているだけに過ぎず、既存の作品群を上回るような付加価値的なひねりがこの『Then She Was Gone』には一切見られないのです。 星の数を１つにしようかとも迷ったのですが、最終的に２つ星の評価を下しました。それは、ひとつには英語が平易で多読には適していたと感じたのと、主人公とローレルと少女ポピーに最後に訪れた大団円には爽快感があったのが理由です。ミステリーであることを一旦忘れて、これを娘の失踪によって壊れた家族の再生の物語として読めば、そこそこ楽しむことはできたのです。 なお、ストリート・チルドレン保護支援団体のレイルウェイ・チルドレンによれば、英国では一年間で10万人以上の16歳以下の子どもたちが行方不明になっており、5分間にひとりの子どもが自宅からいなくなっている計算になるそうです。（『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 』(新潮文庫)293－294頁より）